
スリランカの結婚の風習は日本の自由な結婚とは違い、親が決めたお見合い結婚が主流となっています。(現在は少しずつ恋愛結婚も増えているそうですが)
相手はホロスコープという占星術で互いの相性、または階級的にも釣り合っていることも見ます。スリランカの女性に好きな人と結婚しないのか尋ねると、親が決めた人のほうが幸せになると素直に親の言うことを聞く女性が多く驚きます。
さてそんなスリランカの妊娠はというと、まず身体が大切、安静にということで家族や親戚、周囲の誰でも全力で妊婦さんをサポートしてくれる優しいお国柄です。
私の夫がスリランカ人なのですが妊娠中は荷物一つもった覚えがないくらいでした。
また中絶ということはタブーとされています。政府で避妊支援や、結婚してから始めて経験することや、虫ひとつ殺さないくらいの敬虔な仏教徒ということも関係しているのかもしれません。
ですからシングルマザーを私は聞いたことがありません。また母親になるということは誇らしいことと思っています。肌の白い赤ちゃんが大好きで、この果物を食べると白い子どもが産まれるわよ!!あなたは日本人だから白い子どもが産まれるのねーとよくうらやましがられました。
妊娠中はいつもと変わらず毎日大体三食スパイスたっぷりのカレーを食べます。また、コーラ等甘い飲み物を飲むことは気を付けるそうですが、日課の紅茶の時間(10時、15時)には紅茶と甘いお菓子を食べます。日本のように体重制限はなく、よく食べ栄養をつけることがよしとされているようです。
病院はと言うと、まず妊娠をしたかどうかを病院で検査をして、毎月検診を受けます。七か月になると必ず月に一回、問診、血圧測定、エコーを行います。またこの頃破傷風の予防接種を妊婦さんは受けます。首都には日本のような医療機器が揃っている病院もあるので、外国人でも安心して産むことができそうです。
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