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発達障がいについて考えてみよう!Vol.1
- 2017/3/16
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発達障がいについて考えてみよう!
発達障がい、という言葉をみなさん一度は耳にしたことがあると思います。最近は、テレビの特集や情報番組で取り扱われることもあります。周囲に支援を受けているお友達や、実際に自分のお子さんが診断を受けているケースもあるかもしれません。
今回Vol.1では、発達障がいについて、その言葉は聞いたことがあるけれど、実際どういう障がいなの?というその概要をご紹介したいと思います。
なぜ、今回ゴゴチでこのような記事をご紹介するに至ったかというと発達障がいについて知ることは、意外にもそのような診断を受けていない定型発達と言われる子どもたちの育児にも非常に役立つ、と感じるからです。子どもは発達障がいがある、定型発達であるに関わらず、非常にユニークな存在です。彼らがどのように見て、感じているのか、出来上がってしまった私たち大人では想像が及ばず困惑することもしばしば。また、同じ社会で色々な個性が共生している以上、発達障がいという個性についても知っていて損はない情報だと思うのです。子育て世代のゴゴチユーザーのみなさんと一緒にこれをきっかけに子どもの障がいについて考えていけたらと思っています。
発達障がいとは・・・
一口に発達障がいといっても、診断名としては様々な種類があり、いくつかの症状が重なっているパターンもあります。わかりやすく言うと“「発達」の進み方に早いところと遅いところ(発達の凸凹と表現することがあります)があって、そのせいで苦手なことや上手くいかないことが増えて、生活や仕事で困ってしまうことを言います。”(※1)
例えば・・・(※2)
◆広汎性発達障害(PDD)
自閉症やアスペルガー症候群などを含む、その他特定不能の広汎性発達障害を含んだ総称。。
・自分の気持ちを伝えること、視線を合わせること、友達関係をうまく築くことなどが困難。
・言葉の発達に遅れや偏りが見られることもある。言葉の遅れがある場合は、質問に対してオウム返しをしたり、単語だけで話をしようとする。会話も一方的になりがち。遊びのルールが理解できなかったり、共同作業などが困難。
・音、におい、接触刺激、痛みなど特定の感覚に過敏性を示したり、鈍さを示したりする。
・生活習慣や偏食、 同じ服をいつも着るなどの特徴的なこだわりを持ったり、特定の興味に熱中する。また、くるくるとまわったり手のひらをひらひらさせたりする行動がよく見られる。
などの特徴があります。
◆注意欠陥・多動性障害(AD/HD)
年齢的に相応した言動などに不注意・多動・衝動性の症状が複数見られる。
・不注意:忘れ物や大切なものでも失くしてしまうことが多く、うっかりしたミスを何度も繰り返してしまう。周りからの刺激があると気が散りやすいことから注意力散漫ともいわれる。
・多動性:「静かにしましょう」という簡単な指示にもおしゃべりが止まらなかったり、席についていられずに歩き回ったりしてしまう。座っていても、モジモジと手や体を動かしつづけてまう。
・衝動性:衝動が抑えられず、不適切な場所でも大きな声を出してしまったり突発的な行動が目立つ。順番を待つことや我慢することが苦手で、イライラしやすく、思い通りにいかないと些細なことで手をだしてしまうこともある。
◆学習障害(LD)
知的には問題はないが「読む・書く・計算」などの特定の能力を要する学習が極端に困難な状態。
・能力に偏りがあり、たとえば人よりも計算はできるが漢字がうまく書けないといった場合もあるため、努力不足などと誤解されやすい。
・目から入ってくる情報処理がスムーズに行えず、図形や似たような漢字や文字などが理解できないこともある。
・文章のどこを読んでいるのか突然わからなくなってしまったり、頭痛が起こったりする。
・叱られることや注意されることが多くなると、自信を失ったり、やる気を失ったりしてしまいやすい。
◆知的障害
知的な発達の遅れがある。知的障害は発達障害者支援法では発達障害には含まれ無いが、自閉症の中には知的障害を伴う場合もある。
・言語能力の遅れ:言葉を覚えるのが遅い、言葉数が少ないなど
・運動能力の遅れ:寝返りや歩行が遅い、ご飯を食べるのに時間がかかるなど
・社会性の遅れ:友達と上手く遊べない、一人でいることが多いなど
・適応能力の遅れ:身辺自立、買い物、交通機関の利用、金銭管理などの困難
今回、ご紹介した内容に関しては、いずれも発達障がいに関する概要的なものになりますが、皆さんはどれくらい発達障がいについてご存知でしたでしょうか。
次回、Vol2.ではウィズマミースタッフが参加した発達障がい対談イベントの様子についてご紹介したいと思います。
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